筑波宇宙センターでお披露目

2018年09月30日

 


つくば市にある宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターで昨日、年に一度の特別公開イベントが開催されました。
今回、スターリングエンジンのキットモデルを手がけるなど科学教材メーカーのコンセプトプラス様がお声がけくださったおかげで、地球ジャイロを実演披露させていただくことができました。

台風24号接近に伴うあいにくの雨模様となりましたが、それでも終日賑わいをみせ、盛況のうちに幕を閉じました。
せっかくの機会なので公開施設を見学するつもりがかなわず、かろうじてS-6研究開発棟で催されていた「ジャイロってなんジャイロ?~宇宙品質超高精度ハンドスピナーを体感セヨ〜」だけ立ち寄れました



宇宙とジャイロスコープ


さて、筑波宇宙センターで地球ジャイロを披露できることには格別の思いがあります。

今日、航空宇宙分野においてロケット・人工衛星・宇宙ステーション・ハッブル宇宙望遠鏡など、姿勢を制御するうえでジャイロスコープは重要な役割を果たしています。
つい最近の話題で言えば、探査機「はやぶさ2」の小型探査ローバー「ミネルヴァII-1」2台が世界で初めて小惑星リュウグウに着陸して大きなニュースになったわけですが、その探査機と探査ローバーにも超高精度なジャイロスコープが搭載されています。


また宇宙と言えば、無重力空間でジャイロゴマがどのような挙動を示すかは実に興味深いところです。
それで思い出すのは、2010年1月3日フジテレビ系列で放送された「平成教育委員会2010!! 新春ウル寅授業スペシャル」。理科の授業でこんな問題が出題されていました。

「傾いて軸の上端が円を描くように回っているこまを台ごと自由落下させ無重力状態にすると、こまはどうなるか答えなさい」

しかし番組が行った“無重力実験”とは、実際には千葉のマザー牧場にあるバンジージャンプの高台(21m)から回転する地球ゴマを箱ごと自由落下させ、そのときの無重力状態を利用したもので、なんとなく釈然としませんでした。
せめても名古屋空港で実施されている放物線飛行による「無重力体験フライト」で実験してもらえればまだ納得できたのですが、おそらく予算的に厳しいものがあったのでしょう。



□ついに宇宙で...

んな中、2016年2月17日イギリス史上初の宇宙飛行士ティム・ピーケ氏が国際宇宙ステーション(ISS)で地球ゴマを使ったデモンストレーションを行ってくれたことで、ようやく溜飲を下げることができました。下記リンク先のBBCニュース映像でその模様をご覧いただけます。

Tim Peake demonstrates gyroscope-stabilisation


いつの日にか、日本人宇宙飛行士がISSの実験棟「きぼう」で地球ジャイロを活用して実験授業を行ってくれるといいですね。


 


 
 
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